行くだろうと思われる品のひとつに『LED電球』があります。
その消費電力の少なさや、寿命、発熱性の低さは、白熱灯は
おろか、蛍光灯をもはるかにしのぐ性能の高さです。
強いて欠点を言うなら、価格のみが現在ではまだまだ安くは
ないですが、寿命と取り替えの手間の事を考えたら、かなり
いい所まで来ているのではないでしょうか。
![勾配天井電球交換.JPG](http://d-mainte.chicappa.jp/blog/images/20090904203239_m.jpg)
今回“LED電球”を取り上げた理由は、吉原君が撮って来たこの
写真にあります。
別件で訪れたお宅で、電球の交換の依頼を受けました。
輸入住宅に限らず、近年、勾配天井や吹き抜けを有する住宅は
非常に多くなっています。
その天井に設置されている照明器具の電球の交換は、脚立さえ
あれば簡単そうでも、安全面と面倒さを考えたら頻度が少ない
方がいいに決まっています。
いわんやご高齢の方のお宅なら尚更の事。
そこで、まだまだ高価なLED電球の価値が大きく上がります。
様々なメーカーの謳い文句を見ると、もちろん1日の使用時間に
よりますが、6年~10年の寿命と記しています。
その期間、脚立を持ち込んで危ない作業をしなくていい・・
と考えたら、替えたくなりますよね。
![三菱オスラム.jpg](http://d-mainte.chicappa.jp/blog/images/20090904204348_m.jpg)
http://www.mol-oml.co.jp/news/frame_news08_0919.htm
この電球には、口金(差し込みの部分)の口径が一般的に多い
“E26(よくある電球)”と“E17(ミニクリプトン球)”が揃えて
あります。
ダウンライトには E17 が使用されているケースが多いので、
口金的には使えますが、ここで電球の全長や幅をよく確認する
必要がある事に注意しなければなりません。
電球を真下から差し込むタイプではなく、斜めに差し込むタイプ
の場合は、特に注意しましょう。
既に白熱灯は消え行く運命です。
電熱線に光が灯る、何とも言えない暖かさは愛おしいので、
大切な居場所には取っておきたい気もします。
福田 聡