会わずに済むものなら、会いたくない方々です。
8月の末日を飾るには、あまりにも華々しい方々のご登場なので、
9月初っ端の明日との連載でいきたいと思います。
とは言え、白蟻は発生したわけではありません。
8月19日から始めていた、あるお宅の改装工事がほぼ完了に至り、
仕上げの『白蟻予防工事』と『ゴキブリ駆除工事』を行いました。
今日は、平本君が詳しく撮ってきてくれた『白蟻予防工事』を
ご紹介します。

床下点検口から完全防備で入って行きます。

もちろん人間には無害な薬剤ですが、さすがに狭い
床下で散布する時は、こういったマスクを装着します。
予防工事の基本は、床下への防蟻材散布です。
原則は、土中に居る白蟻の建物への侵入を防ぐ事。
地面に最も近い、基礎周辺に徹底して薬剤処理を
していきます。


外部からの出入りが可能なポイントや、コンクリートと
木が接触している部分には、集中的に塗布します。





これらの写真は、基礎に接する『土間』に穴を開け、薬剤を
その穴から注入しているところです。
もちろん、小さな穴はその後目立たなくなりますが、
建物と土間が接しているその隙間の部分が、白蟻の通り道に
なり易く、光と風を嫌う白蟻にはもってこいの場所なのです。


こんな機械で、こんな防蟻用薬品を送り込みます。
こちらの建物は、予防工事を開始する前にまず、被害があっていないかを
天井裏に至るまで調べました。
幸い、被害は見受けられませんでしたので、予防工事へと進んで行きました。
今回の予防工事を行った事で、現在白蟻の被害が無い事が分かった安心感と、
被害に対する5年間保証と、年一回の点検調査が約束されました。
「会わずに済むものなら・・」のこの方々は、
「会ってしまった」時には既に『団体さん』
・・というところが怖いです。
やはり会わないようにする事が大事です。
明日はゴキちゃんにお会い頂きます。
福田 聡