
掃き出し窓から出た所にある『濡れ縁』です。
写真の奥の方を見ると色の違う部分がありますが、
これは、年老いて動きが少々おぼつか無くなり出した
愛犬が、濡れ縁の下に入る時に少しでも風通しが
いい所をつくってあげたいという配慮です。

今度は、家の中からほぼフラットに繋がる
その濡れ縁を広げて、濡れ縁の上で過ごさせる
ようにと、製作の依頼を頂きました。
上には、ほとんど雨が掛からないような屋根が
掛かっています。

デッキ並みの広い濡れ縁が出来上がりました。
これから梅雨の時期に入り、老犬には厳しい湿度との
戦いも、比較的風の通るこの空間で、隙間が
たくさんあるこの『濡れ縁』の上で過ごしたら
きっと快適に居られるでしょう・・。
そんな、掛替えの無い“家族”への思いが
あふれた依頼でした。
福田 聡