負の現象は発生します。
例えば・・
「何らかの原因で、外気が構造内に入って来る。」
↓
「入って来た箇所が接する部屋は、必要上かなり
温度を下げていなければならない。」
↓
「断熱材は施されているものの、その部屋を断熱
する目的としての正しい施され方がされていない。」
↓
「そこに来て、この猛暑と湿度・・」

ごく当たり前のように
『結露』が発生してしまいました。
天井下地の石膏ボードは、湿り気のため
上手に外す事が出来ず、バラバラで外すしか
ありません。

もちろん、外気が流入するという絶対的な
要因があるとしても
断熱材が、空間を遮る石膏ボードから離れて
隙間が開いていては、断熱材の役割をなしません。
上にあげた要因の中で、どれかひとつでも
良い状況があったなら
結露は発生していなかったかも知れません。
逆に言うと、これらの条件が揃った時の
負の現象の恐ろしさ・・
見えないところで始まるだけに
こまめに日頃の点検を行い
早期改善を図る事が
唯一の防止策と言えるでしょう。
(施工の良し悪しは論外として・・)
福田 聡