「リノベーション」は実用の英語。

福岡で開催された、カナダ住宅金融公社(CMHCインターナショナル)主催の
『カナダに学ぶリフォーム・リモデリングのノウハウ』という
セミナーに参加しました。
郵送で招待状が届き、住宅建築をしている友人からの
誘いもあって赴いたものです。

カナダの「リノベーション」事情と傾向について
ひと通り講演がありました。
講演する方々皆さんが「リノベーション」という
言葉で、建物の改装や改修の事を差していらっしゃいました。
カナダの住宅の改修工事には
“住環境の向上”の意味合いと合わせて
“住宅価値の向上”という意味合いも大きくあるようで
既存建物の売り買いが住文化として根付いている国の
当たり前の考え方でもあるようです。
そこで、使われている言葉が『Renovation(リノベーション)』。
「価値を上げる改装改修」というニュアンスを
含んでいる言葉なわけです。




色んな建材メーカーからのプレゼンテーションがあり
新鮮な気持ちで話しを聞かせてもらいました。
言葉のニュアンスの違いから色々な事を考えましたが
次に住まう人の金額的な価値より、今住んでいる人の
快適を考える、和製造語の『リフォーム』の方が
Dメンテの価値観かな・・
そんな事を思いながらも
「リノベーション」って何だか言葉がカッコいい・・
とか思ったりもしたのでした。
福田 聡