日本の呼び方で言うと「片引き掃き出し窓」。

溝の中のレールの上を滑るこの樹脂製のサッシが、
時折滑りが悪くなる事があります。

殆どのサッシが“こぐち側”に
高さ調整のビスが付いており、回転させる事で
滑りと建て付けを調整出来るようになっています。
ただ、今回はその調整でも
滑りが改善されません。

サッシを外してみました。
そこにはびっしりと犬の毛が巻き付いたローラーが・・。


綺麗に掃除して油を差します。
滑り具合は無事に回復しました。
アメリカやカナダの樹脂サッシは、
日本のアルミサッシと違って、下枠が受け皿のような
形態になっていて、ゴミが逃げにくい構造になっています。
何故そうなのかは定かではありませんが、
一体成型構造の強さ、断熱性、気密性は
アメリカのサッシが良さそうです。
特にワンちゃんの毛が多いようなお宅では、
時折取り除く事をお薦めします。
福田 聡