気付ききれないでいるのでしょうか。

あるお宅で山茶花を見つけた時、
何だかひどく懐かしい感覚を覚えました。
♪さざんか さざんか 咲いた道
焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き・・
昔は、見つけるとも無く
道端やあちらこちらの庭に
咲いていたような気がします。
植木として日本的過ぎるのか・・
種を運ぶ鳥が少なくなったのか・・
庭はガーデニングが盛り、
町から自然木が生える「道端」が消えた今では、
山茶花のような素朴な木は
珍しくさえなってしまいました。

『ど根性もみじ』です。

数える事が出来るほどの葉の数ですが、
きちんと美しく紅葉しています。
一見、華奢な感じに見えますが、
なかなかどうして、
さすがは『雑木』。
環境さえあれば、雑草のように
芽を出すのですね。
美しく、強く、
そして可愛らしく・・。
紅葉は女性だったのですね・・。
特に「強く」が。
福田 聡