「暗い・・」
そんな不満から始まった工事でした。
ごく一般的な、60W型クリプトン球装着の
ダウンライト。
何度かご紹介しているように、
この、球の根元のガイシが長いタイプには
クリプトン球型のLED球は取り付けられません。
話しの始まりは、この18畳ほどあるリビングに
ついている6灯のダウンライト。
新築当初から「暗い」と不評でしたが、
ここ最近、ご主人が「特に暗く感じるようになった」
という事で、明るくならないかとのご相談。
述べたように、電球での解決は無理。
(そもそも、60Wを越えるクリプトン球はありません)
器具自体を交換する事にしました。
器具は、LEDを使用した電球で100W相当の明るさを
放つダウンライト。
電球を交換するタイプではなくLEDの発光体が
組み込まれた器具で、LEDが切れた時は
器具自体の交換が必要です。
光源寿命40,000時間。
一日8時間点けたとして5,000日。
凄いです。

交換前

交換後
昼間なので分りにくいですが、
逆に言うと昼間なのに、この写真の差位
明るさは変わりました。
しかも、消費電力は1灯当たり12.2W(メーカー表示)。
元々、スタンドなどの間接的な照明で
照度を取るコーディネートだったのでしょう。
ダウンライトをメインにしているお部屋は、
どこの「暗い」という印象で、
すべてのダウンライトを交換する事にしました。
全部で20個。
クリプトン球(電球) 60W×20個=1200W
LEDダウンライト 12.2W×20個=244W
明るさに満足して、電気量約80%カット。
LEDは素晴らしい!
そういう面では・・。
最近、照明器具メーカーのカタログから
随分電球用の器具が姿を消しています。
その分、LED照明は
加速度的に進化し、徐々にコストダウン
しています。
福田 聡