「暗い・・」
そんな不満から始まった工事でした。
ごく一般的な、60W型クリプトン球装着の
ダウンライト。
何度かご紹介しているように、
この、球の根元のガイシが長いタイプには
クリプトン球型のLED球は取り付けられません。
話しの始まりは、この18畳ほどあるリビングに
ついている6灯のダウンライト。
新築当初から「暗い」と不評でしたが、
ここ最近、ご主人が「特に暗く感じるようになった」
という事で、明るくならないかとのご相談。
述べたように、電球での解決は無理。
(そもそも、60Wを越えるクリプトン球はありません)
器具自体を交換する事にしました。
器具は、LEDを使用した電球で100W相当の明るさを
放つダウンライト。
電球を交換するタイプではなくLEDの発光体が
組み込まれた器具で、LEDが切れた時は
器具自体の交換が必要です。
光源寿命40,000時間。
一日8時間点けたとして5,000日。
凄いです。
![R0018808.JPG](http://d-mainte.jp/blog/images/20120930123527_m.jpg)
交換前
![R0018813.JPG](http://d-mainte.jp/blog/images/20120930123545_m.jpg)
交換後
昼間なので分りにくいですが、
逆に言うと昼間なのに、この写真の差位
明るさは変わりました。
しかも、消費電力は1灯当たり12.2W(メーカー表示)。
元々、スタンドなどの間接的な照明で
照度を取るコーディネートだったのでしょう。
ダウンライトをメインにしているお部屋は、
どこの「暗い」という印象で、
すべてのダウンライトを交換する事にしました。
全部で20個。
クリプトン球(電球) 60W×20個=1200W
LEDダウンライト 12.2W×20個=244W
明るさに満足して、電気量約80%カット。
LEDは素晴らしい!
そういう面では・・。
最近、照明器具メーカーのカタログから
随分電球用の器具が姿を消しています。
その分、LED照明は
加速度的に進化し、徐々にコストダウン
しています。
福田 聡