2013-01-17 (11 years ago)
時折ご用命頂く、
遠方の輸入住宅会社から、
水栓金具の水漏れについての相談です。
ユーザーの方から送られてきた画像を
転送して頂きましたが、
時折見掛けるフォーセット。
恐らく『ニューポートブラス社』でしょう。
どうやら器用なお客様のようで、
ご自分でバルブを外して、原因の事も
探っていらっしゃいました。
予想されている原因ではなく、
いつも起こっている「セラミック弁」の磨耗が
原因だと思われるので、バルブごとの交換を
お奨めしました。
念のため、在庫していたこのバルブに
寸法の情報を添えて送ったところ、
これで間違いないとの事。
水とお湯、両方のバルブをお送りします。
水用のバルブが在庫切れでしたが、
幸い手続き中で、恐らく1週間以内位で
米国から届きます。
どうやら、そう時間を掛けずに
お届け出来そうです。
福田 聡
2013-01-15 (11 years ago)
よく依頼があるという事は、
それだけ普及しているという事でしょう。
そんな修理2点です。
ミルガード社のシングルハング。
可動側のサッシにバランサーが着いて来ません。
外してみると、ワイヤーが切れています。
ワイヤーは、この強力なバネを引っ張った状態で
固定しなければならないので、材質的にも
作業的にもアウト。
交換の必要があります。
バランサーのサイズとバネの強さを表す表示。
幸い、サイズは同じ物が在庫でありました。
バネの強さは、ワンサイズ上の物ですが、
それ位だったら開閉に支障はありません。
『デルタ社』のヴァニティーフォーセット。
ポタポタが止まりません。
六角レンチを使って取っ手を外し・・
その下にあるバルブを外すと・・
中には、パッキンとバネが装着されています。
これが劣化するわけですね。
取替え用の部品です。
やはり在庫品。
付け直して完了。
部品と経験があれば
容易い作業です。
これまで、必要で米国から取り寄せた品は、
少しずつ多めに寄せて在庫しています。
それでも、必要とされる品は
どうしても早く減っていくので
補充が間に合わない事も多々。
今日、米国から連絡があり、
1週間程で、また新たな品が入って来ます。
福田 聡
2013-01-13 (11 years ago)
昨年、暮れギリギリの連絡でした。
「窓を外すための部品がダメになっていて・・」
どうやら、大掃除で窓を外そうと
していらっしょル様子。
その窓を外すための部品が破損しているようです。
サッシは『サーティンティード社』の製品。
下側の障子だけが上下に稼動する
「シングルハング」です。
外した後の写真ですが、
ここに付いているパーツがないと
窓を外す事が出来ません。
何故窓を外す必要があるか・・。
外さないと、下側の外のガラスを拭く事が
出来ないからです。
在庫で持っているこの部品。
これを取り付ければ完了ですが、
入れようにも少し窮屈な感じがします。
これを引き出そうとした時に
下の爪が折れた・・
そう仰る理由はこの窮屈さにあるようです。
周囲を少し削りました。
樹脂製なので、ヤスリで削れます。
取り付け完了。
適度な密着感が必要です。
お話しを聞いていると、
どうやらほぼ全ての窓のこのパーツが
引き出す際にかなり固く、
下側の爪を無理に引っ張るため
折れてしまうようです。
「削る」事も手ですが、
固そうだったら、部品の上側からほんの少し
556などの潤滑油を注してあげましょう。
たくさんは必要ありません。
その時だけ効く程度。
爪が折れただけで窓が外せなくなります。
折角の掃除モードが台無しになるので、
ここは慎重にいきましょう。
ちなみに、こちらのお客様は
私が行く前に部品の下のほうをご自分で削って、
緊急的に窓を外せるようにされました。
奥さんが・・。
凄い！
福田 聡
