7月20日
以前は、海の日はこの日と決められていました。
息子が12年前の7月20日に誕生した時は
「やった、海の日生まれだ!」
と、大喜びしたものです。
残念ながら“ハッピーマンデー”の制度を受け
息子の誕生日は必ずしも『海の日』ではなくなって
しまいました。
12年前のその日
出産のために妻が帰っている佐世保の実家から
連絡があったのは朝の事でした。
「生まれるのは、お昼頃になりそう・・」
福岡の前原でフレーミングの真っ最中だったため
はなから帰らないつもりでいた私は、それでも
気にはなりつつ時が過ぎていました。
「生まれた!」
なぜだかそう感じて時計を見たのが『13:32』。
トラックを運転中に何かが頭の中に閃いたのです。
仕事が終わり、病院に辿り着けたのは
もう夜の10時をまわっていました。
猿のような赤ん坊がピコピコ動いているベッドの
頭のところに貼ってある札を見ると、
『誕生時刻:13時32分』
びっくりを通り越してゾッとしました。
そんな事があり誕生した、ひと際思い入れのある
息子から、先日、片時も放さない“PSP”を取り上げて
泣かしてやりました。

『海の日』の近所の海の夕暮れ。
福田 聡