先日、一連の節電対策の一環で政府から示された
「白熱球」の生産自粛要請。
メーカーは、とうの昔に自主的に
切り替えていました。

アウトドア用のスポットライトです。

発光体は『LED』。
いわゆる「電球」ではなく、スポット照明そのものが
LEDの発光器具になっており、
電球を交換するという従来の機能はありません。


あるお宅で、防犯用に夜間暗闇になる箇所に
2ヵ所、取り付けました。

明るさは、白熱電球の100W相当。
でも、実際の消費電力は約14W・・。
驚きです。
驚いたのは、それだけではありません。
実は2ヶ月ちょっと前に、同じ様に防犯用で
スポットライトを取り付けた事がありました。
商品の改変時期に当たったのだとは思いますが、
その2ヶ月前に「どれがベストだろう・・」と
物色していた白熱球のスポットライトが
ことごとく無くなっているのです。
むしろこちらの方が驚きで、
メーカーのLED器具への移行の意思が
明確に表れています。
今回取り付けたLEDスポットは、
基本的に常夜灯となるわけではなく、
センサーで必要な時だけ点灯するという
役割のものです。
本体の劣化さえ考慮に入れなければ
照明器具としての耐用年数は
それこそ「替えないでいい」位のレベルにあるでしょう。
今回はスポット器具で
とにかく明るくなればOKでしたが、
光の趣を楽しむ時、
『白熱電球』は闇で手に入れるような
時代が来るのかも知れませんね。
福田 聡