2013-04-09 (10 years ago)
ご年配のご夫婦だけで住まう一戸建て・・。
気にしてなかったのに、一度目にして気になり出したら、
居ても立っても居られません。
輸入住宅の扉は、往々にしてこんな風に
ノブのラッチの部分が無防備な事が多いです。
上に付いているデッドボルトには
カバーが付いています。
ダブルロックの意味合いから言っても、
ラッチにもカバーがあった方が良いでしょう。
そこに気付かれた奥さん・・
もう、気になって仕方ありません。
輸入材のカバープレートを付ける事にしました。
付け終わるとこうなります。
色がポリッシュブラスの物しかなく、
現時点バラバラの色になっていますが、
ポリッシュブラスは、いずれアンティークブラスに
変化していく事でしょう。
扉の鍵の信頼性は、住まい心地の大きな要件です。
気になったら、すぐに解決しましょう。
でないと、夜中にハタと目を覚ます事に・・。
福田 聡
2013-04-07 (10 years ago)
『突っ込み部屋』
言葉は悪いですが、生活空間にこの部屋があれば、
劇的に整頓が進みます。
今必要ではないけど、捨てられない物・・。
最近は、思い切って捨てるような教えもありますが、
なかなかそうはいかないもの。
そんな時、とりあえずでも何でも
押し込める事が出来るスペースがあれば、
生活空間はいつもスッキリ。
そんな部屋が出来上がりました。
使っているのは、建物の中に既存している
使用していなかった空間。
幅2m強、奥行き約8mの超有効空間です。
昇降は『天井はしごユニット』を使います。
慣れれば出し入れも簡単。
よく出来た商品です。
照明と換気扇、そしてコンセントを設けた
屋根裏の部屋・・。
出来上がりをご覧になって、オーナー夫婦は
どう物を入れるか・・より、
部屋としてどう面白く使えるかを考える方に夢中・・。
そう感じさせる程、
色々な意味で価値の高いリフォームでした。
福田 聡
2013-04-04 (10 years ago)
日本の呼び方で「掃き出し窓」、
アメリカでは「パティオドア」。
このサッシが全く動かなくなってしまいました。
外してみると、下側には戸車が付いています。
かなり重量があるサッシなので、
戸車もかなり頑丈です。
ただ、よく見ると、右側の車輪の軸辺りに
何やら異物が・・。
どうやら、軸に近いベアリング替わりの部品が、
変形してしまっているようです。
(上の写真が正常な状態)
これが原因で、この車輪だけが上手く回りません。
車輪は、このネジで上げ下げの調整が出来るように
なっていますが、車輪が一つ回らなくなる事で、
開閉時のバランスが崩れます。
その不安定な状態で無理に動かす事で、
重量により車輪が引っ込む側にネジが緩んで行き、
最後は車輪の回転が効かず、サッシ本体が
レールの上に乗っかり滑る・・。
つまり、開閉が凄く重たくなるわけです。
その結果、引き手に過剰な力が掛かり、
破損してしまうような事が発生するのです。
先日ご紹介した、アメリカからの取り寄せ品と
取り替えました。
ドアの鍵をご紹介する時によく語りますが、
何か、物が破損する時の原因は大きく括って二つ。
①経年劣化に伴う破損
②過剰(異常)な負荷に伴う破損
今回のケースも、②が当てはまります。
車輪の軸部分の破損から始まった
ドアの滑りの悪さが無ければ、引き手の
破損は起こっていなかったでしょう。
「少し」異常を感じた時に
処理する事が大事です。
福田 聡