バラバラにするしかありません。

輸入住宅でよく使われている
19㎜厚、57mm幅のオークのウッドフロアー。
いわゆる、無垢材のフローリングです。
事情は色々ありますが、
これを貼り替えなければならない事が
時折あります。
実(さね)で一枚ずつしっかりと組み上げられた
このオークのウッドフロアー。
崩しながら1枚取り除くのも、
なかなか容易ではありません。

替わりに入れる材料です。
入れる時は、凸凹の実が両方あったら
入らないので、出ている方の実を
落として、叩き入れていきます。
こちらのお宅では、補修用として
同じ材料をストックしてしていらっしゃいました。
これが無いと、全く同じ材料を揃える事は
かなり難しいでしょう。

外した箇所は、乱尺の中でも長い部類だったので、
短めでカットし、ノミで面を取ります。

微妙に大きい位が丁度良く、
叩き入れていく事で、その後外れる事は
まずありません、

表面の使用感こそあれ、
この時点で、貼り替えた事など
分からない位になります。
後は、たくさん歩いて
踏みつけてもらうと、色も馴染むでしょう。
福田 聡