
さて、このうちの大工さん作の格子は
どうなったでしょう。

こういう風に取り付けました。

相当古い建物のサッシは、取り替えられたアルミ製ですが
これもまた古く、建て付けの狂いもあって
そのまま見せるには少し見苦しい感がありました。

そこで、出来るだけそのサッシの存在感を打ち消せるように
格子で紛らわす事にしたのです。

完全に隠してしまうと、濃い色だけに威圧感が出ますので
程ほどの重ね方です。

これから陽射しが強くなってからどうなるか一考必要かも
知れませんが、少なくとも今現在はいい感じに
光を調節してくれています。

これは別の部屋で同じ格子を取り付けたもの。
目的はやはり、入って正面に見える古いアルミサッシを
隠したいという事からです。
カーテンやブラインドはどうしても開け閉めが
必要になりますし、経年劣化を考えると
こちらの施設にはあまり適応しません。
意匠的な事も合わせて
上手く出来たと思います。
福田 聡