輸入部材の中に『ガレージドア』があります。

輸入住宅ではありませんが、
縁あって取付けられたアメリカのガレージドア。

分りにくいですが、シャッターを吊っている
左右のワイヤーが外れています。
スプリングの跳ね返りのエネルギーで
シャッターの重量を吊っているという原理の
ガレージドアでこのワイヤーが緩むという事は
もちろん動かなくなるという事・・。


ワイヤーに損傷が無い事を確認したら
巻き直して、改めて
スプリングにプレッシャーをかけて行きます。
僕が輸入住宅に携わり出して、知る限りでは
このスプリングを手動で巻いて行く方法が
最も古く、単純です。
巻き取りの芯棒の中にスプリングが仕込まれていたり、
モーター自体に仕込まれていたり、
モデルチェンジの度に、この重要なドアの重量を
吊る方法は変わって来ていますが、
経験上、この最も原始的な、手で巻き上げる方法が
メンテナンス上は一番優れています。

必要な箇所にグリスを施し、
ビスに増し締めを行い、メンテナンス完了。

アメリカでは、家人が取り付けたり
メンテナンスするガレージドア。
複雑な品物ではありません。
極めて単純な構造なのです。
ポイントのメンテナンスは
必要ですが・・。
福田 聡