汚物をここまで詰まらせない構造を「陶器」で作る技術は、
欧米には真似が出来ない・・
という話をアメリカの建材ショーを見に行った時に聞いた事があります。
それは、具体的に『TOTO社』の技術を指して言っていましたが、
以前も書いたように、如何せんデザインが画一的で、
やっぱり工業化社会が作ったデザインを抜けきれない面は否めません。
ただ、今日取り替えの仕事をさせて頂いたお宅の、お客様が用意
されていた器具は、流行のタンクレスではなく、そのタンクの
デザインにちょっとした同社のデザイン性向上の意思を感じました。

取り替え前の器具です。
私の自宅にも着いていますが、今では“レトロ感”を楽しんでいます。

外して・・

新しい器具と取り替えです。
タンクのデザインが、無骨な感じから柔らかな風合いになりました。
加えて言うと、以前の品物よりタンクと便座の位置が近くなっていて、
座る前側がグッと広くなります。
それと、何よりも『節水性能』の高さ。
従来節水型より60%も水を節約するらしく(メーカーカタログより)、
その節水力は驚異的だと思います。
これは推測ですが、やっぱりこの技術も日本が抜きん出ている
のではないのでしょうか。
エコロジーにも経済的にも、この節約は効果が高いでしょう。

こちらのお宅にいる秋田犬です。
いつも大人しく、僕らを迎えてくれます。
福田 聡