新築後11年目のお宅で
外装のリニューアルが終わりました。
住宅地の高台に建つこのお家は、
元々の色は薄めの黄色。
それはそれで可愛いかったのですが、
新築の時に選択で悩んでいた
少しだけピンク掛かった濃い目のベージュ。
難しいご要望でしたが、
なかなかいい感じに仕上がりました。
輸入住宅らしいデコレーションが施された
正面の顔が、鮮やかな白で蘇りました。
「少し濃い目」のサイディングが
白を引き立ててくれています。
そんなお宅のダイニングキッチン。
DKと言っても、使い方はファミリールームです。
家族でワイワイやるのはこの部屋。
新築当初、少し控えめに設定した照明が
「もう少し明るく・・」という要望に変わったのも、
使い方から来るものでしょう。
LEDや蛍光灯を想定して照度を上げる事も考えましたが、
器具上上手くいきそうにありません。
ダウンライト(DL)を増やす事にしました。
方法は、キッチン用でセットされているDLから
配線を送り、ダイニング側に向かって
DK全体が明るくなるように6台のDLを新たにつける・・
というもの。
ツーバイフォー工法の1階の天井裏なので
懐がふんだんにあるわけではありません。
・・と言うより、基本的には天井を痛めないで
配線をするのは不可能と言ってもいいでしょう。
でも、やりました。
出来る条件が整っていたのです。
器具は、負荷を少なくするために、LEDダウンライト。
白熱球60W相当の明るさで、6台合わせても
消費電力は60W以下・・。
これで、ダウンライトが部屋全体のメインライト。
テーブルやアイランドの上のライトは
必要に応じてのサブライトに変わりました。
一緒に、リビングのダクト配線用の
スポットライトも増やしました。
上の照射型だけだったところに、
下の放射型のスポットライトを増設です。
吹き抜けの部屋を、天井を照らして
全体を明るくするための方策です。
先日も照度アップの仕事をしましたが、
年代や家族構成で、照明の明るさは変わるものですね。
中は明るく、外は綺麗に・・
来週から第二期工事が始まります。
福田 聡