夜の団欒時に1階で何かがあってても気付かない・・
そんな事がご近所で現実に起こって、
開口部の防犯工事です。

まずは玄関ドア。
鍵が1ヶ所手元にあります。
最も狙われやすい状態で、飾りガラスを手が入る分
割れば、いとも簡単に内側からサムターンが回せます。


足元に、同一キーで開閉出来る
Kwikset社のサムターン錠をつけました。
ガラスを割っても、かなり手が長くないと開けられませんし、
そういう鍵がついていると目に見える事が、
防犯に気を付けているというアピールとなり、
大切な「抑止力」になるわけです。

1階の個室からデッキに出る事が出来るドア。
ガラス面が大きく、明るいドアです。
しかし、防犯上は0点。

ガラスに防犯用のフィルムを貼る事にしました。
フィルムは、『3M社』の『スコッチティント』。
フィルムそのものを、破壊したり焼き切ったりするのに、
相当な時間を要する製品で、
「CPマーク(防犯性能の高い建物部品目録)」に掲載されている
信頼性の高いフィルムです。


外した方が貼り易いので外しちゃいました。

石鹸水とゴム製のスクレーパーを使いながら、
気泡が残らないように貼っていきます。


貼り終わったところですが、貼っている事が
素人には分かりません。
逆に、アピールするシールなどが必要ですね。

そして、ダブルロック。
フィルムのアピールをするつもりなので、
鍵の存在のアピールは必要なく、
実質的な防犯です。
現実的に、玄人の賊が入る可能性を考えて、
人が楽に出入り出来る「ドア」を中心に
防犯施工をしてみました。
窓を無理矢理開けてよじ登って来るのは、
よほど目に付かない箇所で、留守の時だけと
考えて大丈夫でしょう。
経験から言っても、
泥棒はちゃんとした出入口を狙っています。
あまりにも無防備な・・
そんなドアはありませんか?
福田 聡