福田聡の輸入住宅修繕日記

輸入キャビネットの『ヒンジ』

2010-12-08 (9 years ago)

輸入住宅メンテナンス

昨日ゴソッと35mm移動したキッチンは
確か『オメガ』社の製品だったと思います。

アメリカのキャビネット会社は、頻繁に吸収合併等が
行われているので、この会社も今ではありませんが
扉に使われている『ヒンジ』は現行品です。

どのヒンジもそうですが、このヒンジも
ある程度まで閉まると、バネの力で引き寄せて
扉を閉めてくれます。

ただ、大方10年以上使用されている
特に使用頻度の高い箇所の扉のヒンジは
バネがへたってしまい、最後まで閉まらない
状態によくなっています。

先日、在庫のためにアメリカから取り寄せました。

こちらのお宅では、まだ使えている品も含めて
全て交換しました。

確かに頻度の違いがあるとは言え、15年が経過
しているのは全て同じなので、今後の事を考えたら
正解でしょう。

「パタンッ」と閉まる手応えには
「替えて良かった」と思わせるに
十分な手応えも付いて来ます。

福田　聡

『35mm』ゴソッと移動

2010-12-07 (9 years ago)

輸入住宅リフォーム

たかが｢35㎜｣なのですが
とても大きな｢35㎜｣でもあったのです。

15年前の新築時に取り付けたガスコンロを
交換します。

最近のガスコンロは、IHクッキングヒーターの
使い良さに負けじと75cm幅のガラストップが
主流になって来ています。

･･残念ながら、写真の状態のままでは
振り分けても35㎜程スペースが足りません。

壁側に新しいコンロを収める｢35㎜｣のスペースを
作るには、キャビネット全体をゴソッと動かす
必要があります。

幸いほぼその寸法ちょうど分のスペースが
反対側にあります。

カウンターを外し、キャビネットを壁に固定している
ビス等を外して行くと、キャビがフリーになり
反対側に寄せる事が出来ました。

ただ、広くなった分、カウンターの寸法が足りません。

木材で見切り材的な考え方の物を作りました。

カウンターと同じ面で頑張って合わせるよりも
こちらの方がごく自然に綺麗に納まります。

仕上げも終わって、新しいガスコンロを取りつけ･･

「器具が間に合ってません･･」

器具担当の近所のガス屋さんから
ショッキングなお言葉･･

取り敢えず元の器具を使いましょう･･。

「全く、何やってんだろうね」

新入り｢チャム｣ちゃん

「あの子誰？」

「なんかお家の中で好き勝手やってない？」

「お外の方が気持ちいいもんね～だ」

「でもちょっとうらやましい･･」

「おじちゃん、リヴちゃんの方がかわいいでしょ」

早く仲良しになってね。

福田　聡

『乾式タイル』と『輸入サイディング』

2010-12-06 (9 years ago)

リニューアル

2種類の外壁材が混在する輸入住宅の
リニューアルです。

基本的に“総2階建て”のシンプルな
デザインなのですが、ガレージの上に作った
バルコニーがアクセントになっています。

真四角に近い造りの正面側と裏側が、乾式タイル貼りで
側面と凹んだ面が輸入サイディング貼り・・
という構成になっています。

ベースサイディングに引っ掛けている焼き物の
タイルは洗うだけです。

元々くすんだ風合いなので、洗わなくても
それなりの見栄えですが、洗うとやっぱり
汚れていた事がよく分かります。

“輸入サイディング”は、洗って塗装です。
何故あえて「輸入」サイディングと強調するかと
言うと、日本の製品にも鎧貼りのラップサイディングは
ありますが、仕上げで見える板の巾と厚みが違います。

この建物は割りと近代的なデザインに近いですが
トンガリ屋根で全ての外壁をサイディングにする時は
輸入サイディングの方が、よりアーリーアメリカンに
見えて、僕は好きです。