よく言う『オープン外構』で作った方が・・
決して間違っていないですし、建物とそれを取り巻く
木々や草花の調和は理想的だと思います。
ただ、思うにその場合は、「エクステリア」ではなく、
『ランドスケープ』でなければ調和は難しく、
もうひとつ言うなら、車はビルトインでないと
ランドスケープは上手く作れません。

カーポート(屋根)の付いたガレージに、オーバードアを
取り付ける工事を始めました。


電動で開閉する扉を支える柱を、既存の土間に穴を開けて
建て込みます。


今回ご選択頂いたのは、電源を引っ張って来なくても電動の
システムが取れる『ソーラーパネル電源型』です。
太陽光発電で、開閉の電気を賄います。

扉の取り付けが終わりました。
全面道路に傾斜がついているため、扉の下に傾斜型の
隙間が開きます。
ここは、アルポリック板という軽量のアルミ板を
取り付けて隙間を埋めます。
日本の住宅地では、法律(建築基準法)の規制上『ビルトイン』の
ガレージが大変作りにくく、作るためにはかなり広い面積が必要、
と言うのが現実です。
オープン外構は、取り合えずオシャレに見えますが、やはり
車は大切な財産である事が多く、雨風から守りたいですし、
他人や動物の侵入も心配です。
既製品のオーバードアの機能美は、
『塞ぐ』というマイナスイメージを上回る
『守る』というプラスイメージでカバーしてくれます。
付け加えると・・
こちらのお宅のこのガレージの裏側には、
とても手入れが行き届いた素敵なお庭が佇んでいて、
「それでいいよな・・」と素直に思わせてくれるのです。
福田 聡