2011-02-12 (12 years ago)
『アトリエ作り』を締めるに相応しい
手作りの競演です。
先日ご紹介した、既製品ではない
うちの大工さん手作りの扉を、色を着けて
現地で建て込みました。
オーナーさんのお手持ちだった可愛いガラスが
手作りドアをグッと引き立ててくれます。
黒いノブと丁番がよく似合ってますね。
こちらはオーナーさんお手製。
これからこのアトリエで創作に励まれる
ステンドグラスで作られた飾り窓です。
作品を並べる棚がある壁面に、光を透かして
映えるステンドグラスが華を添えます。
小さいながらギャラリーも兼ねているアトリエに
行き着く小道で、この小窓がお客さんを
迎えてくれます。
アトリエに付けられた『chum(チャム)』という
名前は、最近家族に加わった猫ちゃんに付けられた
代々受け継がれている由緒と愛着ある名前です。
この名前とオーナーさんの作品に負けない
看板を作ります。
福田 聡
2011-02-11 (12 years ago)
純正の品物はもうありません。
ミルガード社のケースメントサッシで
オペレーターの歯車が磨耗して空回りする
現象が時折起ります。
この状態になると、長い目で見たら
オペレーターごとの交換が必要です。
ところが、問い合わせてみると
どうやらミルガード社では、モデルチェンジ前の
このシリーズは既に廃盤扱いにしているとの事・・。
探してもらったところ、基本的には全くの
同等品が見つかりました。
元々オペレーターは部品として専門メーカーが
製造しているため『ミルガード社』用としての
部品は無くなっていますが、品物そのものが
無くなったわけではなさそうです。
ただ、残念ながら冒頭の写真にある
『アーモンド』色は完全に無いようです。
サッシ自体がアーモンド色なので、白のままじゃ
ひどく目立ちます。
なので、塗る事にしました。
とことんの色合わせ・・が必要であれば
専門に出さなければならないのでしょうけど
パッと見分からない位には何とか出来ました。
とは言え、色の調合には結構苦労します。
ケースメントサッシとは言っても、比較的大きな
サイズの窓に限って起っている現象です。
重量から来る負荷なのでしょう。
取り合えず何とかなりそうで
良かったです。
福田 聡
2011-02-10 (12 years ago)
恐らく建ってから13年、
初めて手を入れるメンテナンスでしょう。
幾度か同じ事項を紹介して来ていますが
外部用の輸入建具の、枠とブリックモールと
ドアその物の各々下部が、完全に腐食しています。
原因はもちろん雨水なのですが
こうなる事を防ぐためには・・
◇新築時◇
・フレンチドア、片開きドアを設置する時は
出来るだけ雨掛かりを避ける設計する。
例えば外壁から20~30cm引っ込めるなど。
・枠、ブリックモール、ドアは出来るだけ
樹脂製のものを選択する。
風合い重視の場合、他の選択肢もあるとは
思いますが、その時はメンテが大切。
◇既設ドア◇
・現況既に木製メインのドアがついている場合は
大変かも知れませんが、雨水が掛かったら
扉を精一杯開放し、特に枠と扉の間に入り
込んでいる水気を拭い、乾かす。
・輸入住宅の場合、比較的軒が浅く設計されている
事が多いので、意匠を崩さないような庇や屋根
的なものを設置する事も必要でしょう。
雨が掛かる方角は、大抵南側に近い方が多いようです。
必ずしも全てのドアがこうなるわけではないので
風を伴った雨の後、チェックしてみたらいいですね。
いつものように、腐食した箇所をウレタン素材の
品物や防腐処理された材料に交換しましました。
これで同じような腐食の心配は
無くなりました。
それでも、雨がたくさんあたる方角であれば
それを避ける手立ては打った方が良いでしょうね。
福田 聡