福田聡の輸入住宅修繕日記

『崩壊の危機』・・　去る。

2010-05-03 (13 years ago)

輸入住宅メンテナンス

正直言って、こんなに早くそして気持ち良く
事が運ぶとは思っていませんでした。

2週間ほど前にご紹介した、KOHLER社の
ペデスタルタイプ洗面器の交換が完了しました。

クオリティーに対しての、メーカーの自信と自負の
表れでしょう。

異様にヒビが入った洗面器は、アメリカですぐに
交換の手配が取られ、送られて来ました。

水栓金具、排水金具を外して洗面器だけの交換です。

きらきら輝く『新品』が座りました。

化粧室スタイルのこのお部屋は、壁も天井も器具も
真っ白の切れの良さを表現する中、床だけご覧の
暖色系の色が混ざった素敵なタイルを模様貼り
しています。

とても居心地の良い水周りです。

新築以来、徐々に徐々に入って来た洗面器のヒビは
結局「交換」という手段で解決しました。

先に記したメーカーと、手を尽くしてくれた
アメリカの取引先に感謝です。

福田　聡

雨樋の役割り

2010-05-01 (13 years ago)

輸入住宅メンテナンス

案外趣きはあったのだと思います。

前原市郊外、福岡市にもほど近い『雷山の森』という
別荘地にあるお宅で、雨樋を取り付ける工事を
行いました。

新築時は排水の関係で、原則として雨樋を設けることが
協定で禁じられていました。

でも、やはり雨樋が無い不便さ故でしょうか
最近建っている建物には、ほとんど雨樋が付いて
いるようです。

傾斜地に建つこのお家では、雨水で土が流れるため
要所の軒に雨樋を取り付ける事になったのです。

アメリカのアルミ製ガーター(雨樋)も考えましたが
裏手にあたる箇所の雨樋なので、パナソニック社の
品を使いました。

取り付け完了です。

アメリカの樋に比べたらちょっと小さめですが
色もよく合って、スッキリ納まりました。

以前、軒から滴る雨垂れが好きだから・・
と、雨樋を付けない方がいました。

その風情ある趣も理解出来ます。

しかし、土が流れるようでは
そうは言っていられませんね。

4連休初日の仕事・・。

終わった後、素晴らしい景色を眺めながら
バーベキューを振る舞って頂きました。

最高でした。

福田　聡

『ボウウィンドウ』と『ベイウィンドウ』

2010-04-30 (13 years ago)

輸入住宅メンテナンス

地道なメンテナンスが必要なのだと痛感します。

度々ご紹介している『MARVIN社』製の
「木製アルミクラッドサッシ」の腐食部交換を
やりました。

今回、腐食部の交換補修を行ったのは、ボウウィンドウと
ベイウィンドウのフィックス部の窓です。

FIX(フィックス：嵌め殺し)サッシは、その名の通り
開け閉めをしない窓ですが、その下枠に腐食が見られます。

化粧カバーを外して中を確認すると
指で押すと崩れるくらいの腐食が見られます。

開け閉めしないのに、どうして中が腐食してしまうのか･･。

写真の青いテープは、シールをするための養生です。
この、ガラスとウェザーストリップの間は、時間が
経つと劣化によるのか、水が染み入って来る事が
あります。

染みた水は、窓の内部で内側の木部に伝わり、乾かない
ため腐食をもたらしていきます。

特にフィックス部分は一番外側に突き出ているので、
水が染み入るメカニズムが出来てしまったら
常に水が入る環境に晒されていると言っていいと
思います。

非常に分かりにくい漏水なので、よくよく注意して
おかないと気付いた時は手遅れ、という事もあるでしょう。