一生関わらない会社だと思いますが、
その会社が作っている品物には
誰もがどこかで触れているはずです。


『スガツネ工業』
「LANP印」をトレードマークに、
建築金物を作っている会社です。
医院併用住宅の医院側玄関で、現在あるホールを
風除室にするために仕切る扉の開閉レールを見るため、
福岡市内にあるショールームを訪れました。


「傾斜式」という方法で自動で閉まる方式のレールには、
閉まり切る前に油圧ダンパーが働き、
かなりゆっくり、安全に自動で閉まっていきます。
開け閉めの動作をしている様子を動画にして
ご要望の先生に送りました。
安全第一から始まるご要望に
かなりマッチする商品だと思います。



色んなご紹介したい品物がある中で、
案内して頂いた方もイチオシの品物がこれ。
いわゆる「ドアクローザー」です。
室内ドア用で、開放時に固定する事は出来ませんが、
ドアを閉める方向に勢いをつけて放したら、
10センチほど手前で勢いが止まり、
あとはゆっくり、閉まるまで引き込んでくれます。
取り付け方も実に簡単で、
これはかなりお薦めの逸品でした。
トイレや洗面所の入口や、
ガラスの着いたドアなどに便利そうですね。


大きくて薄いテレビを隠す家具には
閉めたらフラット、開けたらスライドして
ドアが邪魔にならないこのスライド丁番はどうでしょう。
確かに、必ず出て来る要望です。
他にもたくさんの金物がありますが、
どれも「これがあれば・・」と
建築に携わる身から言うと
目から鱗の品物ばかり。
「うちは変わったものばかり作ってます」。
その言葉の裏に、
ニーズに応えられている自信が
見え隠れする社員さんの印象も
とても良い『スガツネ工業』でした。
福田 聡