守られ、尚且つ増殖する水滴たち。


ペアガラスの中の結露。
ガラスでスペーサーを挟んで密閉した空間を作り、
それを強力な断熱材として機能する複層ガラス。
密着しているスペーサーのどこかから
空気が漏れ入っているのでしょう。
その影響は、3mm先にある水滴が拭けない
もどかしさに留まらず、
挟まれた空気層が「静止空気層」でなくなった事で、
断熱性がゼロになったと言っても過言ではありません。

これだけ大きなガラス面を持ったサッシです。
損なわれた断熱性の影響は
大きいでしょう。

交換用のガラスです。
採寸後、国内で作りました。
これだけ大きなガラスだと
当然、重量も相当なもの。
今回は可動側でなくてFIX側なので、
開け閉めの際の重たさを考慮する必要は
ありませんでした。

よくやる作業だけに手馴れたもの。
先日砂利敷きをやっていた大工さん。
今日はガラス屋さんです。
器用なものです。

スッキリ綺麗!
ストレス解消。
輸入サッシなので手を出しにくいですが、
決して難しい作業ではありません。
福田 聡