『修繕』に「木製サッシの腐食箇所交換」
というのがあります。
その日誌内容をご覧頂いて、
名古屋市にほど近い岐阜県各務原市という所から
お問い合わせを頂きました。
お話しの内容は・・
「腐食した木製サッシを修理したいのだが、既にメーカーが
存在せず、様々な業者に尋ねてみたが、障子の交換の手立ても
無く、サッシ本体を取り替えるしかない・・」
「福岡からの修理は難しいだろうから、同じ様に修繕をする
業者さんが名古屋近辺にいないだろうか・・」
というもの。
「お客さんラッキー!」
とは言いませんでしたが、
本当に幸運な事に、名古屋には心当たりの業者さんが居ました。
フロンヴィルテクノ株式会社
こちらの会社は、以前、大阪で
「輸入住宅のメンテナンス」について講演をした時に
メンテ担当の方がわざわざ名古屋からお越し頂き、
交流させて頂いた事がありました。
担当の方は、大変熱心に『修繕日誌』をご覧頂いており、
輸入住宅のメンテナンスに積極的に取り組んでいらっしゃる
とのお話しを伺っていたので、今回の話しがあった瞬間、
頭に浮かんだものです。



先日、修繕が完了したというご報告と共に
オーナーさんから送って頂いた画像です。
話しで聞いていた様に、確かに腐食が激しく、
また、見慣れないスタイルの木製サッシなので
修理にあたられたフロンヴィルテクノの担当の方は
かなり苦労されたようです。
それでも、数枚あった修繕の品は全て完了し、
オーナーさんからは「ありがとう」の言葉を頂きました。
今回の事案、たまたま知っている業者さんの
手の届く場所だった事もあり、
オーナーさんがこよなく愛していらっしゃる
「木製サッシ」を他の素材のサッシに
替える事なく修繕が出来ました。
しかし、同じ様な事案で
止むを得ずサッシごとの交換をしていらっしゃる方は
全国的にみるとたくさんいらっしゃるのだろうと
考えてしまいます。
せめて「地方」ごとに修繕が出来る業者が居れば、
大好きな輸入住宅を大好きなままで
維持出来る術が増えるのでしょうけど・・。
そんな思いで、
出来る限りの事はやって行こうと
考えています。
フロンヴィルテクノ㈱の折目さん。
お世話になりました。
福田 聡