2012-02-09 (12 years ago)
時折降る雪を気にしながら
オリジナルテラスルーフの屋根工事が
進みます。
垂木の芯の割り振りで貼っていく
ポリカの繋ぎ目に
防水用のブチルテープを貼ります。
ポリカ同士の間にはコーキング代を取り、
山状に盛り上がる位、充填します。
やはり強力な防水テープを、特注で用意した
アルミの平板に貼りつけ、
盛り上がったコーキングを潰すように
ポリカに押し付けていきます。
予め開けておいた穴にビスを打ち込みます。
これは“剥がれ”と“吹き飛び”防止。
少し押える程度で打ち込んでいます。
三段構えで防水を施し、
まず水が漏れる事はない・・はずです。
薄く茶色がかったポリカ貼りが終わりました。
雨樋は、縦樋の落とし方が難しいので
隣接のカーポートの横樋に落としています。
既製品の便利さを思い知るのと併せて、
オリジナルの出来具合に
ちょっと自己満足の仕事でした。
それにしても、寒かった。
福田 聡
2012-02-08 (12 years ago)
何とかしてあげたい相談でした。
取引きの建材屋さんが、知り合いの大工さんに
依頼して作ったテラス屋根です。
木で作り、素材感満点。
おまけに垂木の上面にアールをつけて、
ありがちな“差しかけ”的な雰囲気を
完全に打ち消しています。
ただ・・
屋根が問題でした。
意匠的にもアールの曲面的にも“波板”は
材料としてあまりにも不向きだし、
何を屋根に使えばいいのだろう・・。
時折、ポリカーボネートを注文していた事を
覚えておいて頂いたのか、
相談を受けました。
色々と考えた末、やはりポリカーボネートを
貼る事にしました。
単にポリカを貼ると言っても、
既製品の部材があるわけではないので、
一筋縄では行きません。
例えばエクステリア製品メーカーが作る
カーポートなどは、もちろん専用部材で
雨漏れなどが無いような作りになっている
わけですが、そういう物は分けてもらえる
わけもなく、オリジナルで作るしかありません。
ポリカは建材屋さん支給として、
用意したのは、防水用のブチルテープ、
押え用のアルミの平板、やはり防水用の
隙間テープ、そしてコーキング材。
これらを駆使して
何重もの漏水防止策を施します。
悩むポイントは「アール」です。
直線と違うアールが、部品材料の選定や
雨漏れのリスクを難しいものにしてしまって
いるのです。
製作物だからなおさら。
でも、せっかく格好良く出来上がっているので
何とかしなければなりません。
雪模様の中で
施工が続きます。
福田 聡
2012-02-07 (12 years ago)
とある施設での出来事・・。
エアコン横の壁に接した木の台に
何やら昔の猫とねずみのアニメで見たような
穴が開いています。
半分ですが、明らかに
そのねずみ(ジェリー)が出入りしていた
出入り口の姿によく似ています。
ドアは付いていません。
これは“処理後”の様子なのですが、
壁を抜いたエアコン用冷媒管の廻りがかじられて
出入り出来るようになっていました。
一旦、その隙間をパテで固めてしまったのですが・・
やってくれます。
ジェリー。
「そう来るならこうだ!」
そう言わんばかりの所業です。
頭に来ました。
「どうだ!」
「これでもか!」
３mmの厚さのアルミニウム板で
塞いでやりました(^_^)v
さすがにこれは食い破れなかったようで、
とうとう出て来なくなりました。
ここからは・・。
昨日、全く違う他の場所に
新たな出入り口がこしらえられていた
との連絡・・。
やるな、ジェリー。
穴の開いた三角のチーズで
誘き出すしかないか・・。
「トム、助けて!」
福田 聡
