2010-07-12 (14 years ago)
激しい雨が降っています。
この日誌を書いているこの時間。
去年経験した集中豪雨を思い出すと可愛いものですが、
それでも窓に打ちつける程の雨脚です。
こんな雨の後には、木製サッシを使っている皆さんは
ひと仕事が待っています。
片引きの『掃き出し窓』
製品上では『パティオドア』と呼ばれている窓です。
この現象は、打ちつけた雨が、ガラスとの取り合い
に施されている防水の役割りを持った『ウェザー
ストリップ』という部品の劣化によって、木の部分に
浸透し、腐食が起こるというものです。
この腐食は、メカ二ズム上内側から始まるため
起こり始めた事に気付きにくい現象ですが、
よく注意して見ると、縦枠と下枠が寄り付いている
箇所から僅かに水が染み出て来たりしていますので
雨が打ちつけた後は目を凝らして見てみましょう。
お馴染みの・・と言ったら何ですが
『ケースメント(滑り出し窓)』の下枠の腐食です。
やはり打ちつけた雨が表面張力の状態で掃け切らず
木部に染み入るため腐食が始まります。
雨が上がったら、開けて拭いて乾かす・・
このクセをつけておく必要があります。
腐食する弱点と、修繕できる利点・・
手の掛かる愛すべき『木製サッシ』です。
福田 聡
2010-07-11 (14 years ago)
外部で仕上げ材として『木』を使う時に
頻繁に使わせてもらっている材料。
『エコアコールウッド』
これは、福岡県筑後市にある
「九州木材工業株式会社」で製造されています。
平本君がその工場を訪ねました。
創業80年のこの会社は、防腐防蟻加工材、枕木
そして特許工法のエコアコールウッドなど
加工木材を製造しています。
工場内の各所に、びっくりするような大きな
丸太や製材や、加圧加工を行う加圧タンクを
見かけます。
加工が完了し、規格の寸法に製材された
『エコアコールウッド』が詰まれていました。
ただ、その『エコアコールウッド』を加工する
建物は見る事が出来なかったようです。
『特許』ですものね。
防腐剤を加圧注入する防腐処理材と違って
自然な風合いを残したまま、腐食や白蟻、
耐久性に強くなっているこの材料は
Dメンテの仕事の中では活用範囲がとても
広く、これからも頻繁に使用する事でしょう。
工場で働く人たちの人柄の良さも
製品の魅力のひとつでした。
福田 聡
2010-07-09 (14 years ago)
梅雨の合間の好天は、普段以上にやる気を
みなぎらせてくれます。
来週、このパーゴラを組むための
前加工を進めています。
室内での作業とは言え、雨が降っているか
いないかは、気分的にも作業効率に関わって来ます。
材料は、いつもの『エコアコールウッド』。
採寸して作った図面通りにカットしていきます。
カットが終わったら、ひどく目立つ節にパテを
入れておきます。
今回のパーゴラの色は『白』。
最初の絵のように、シェードを掛ける予定です。
リゾートを思わせる、綺麗なパーゴラになる事でしょう。
でも・・
張り切ってますが
どうやら月曜日はおろか
来週はずっと雨マーク・・。
合間をぬってやるしかないかな・・。
福田 聡