2012-01-19 (11 years ago)
先日完成したお庭の改装に
もうひと手間です。
お隣の引き込み道路側のフェンスと
コンクリートブロックの間に
微妙な隙間があります。
これは、立てた柱と下枠に出来る
遊びの隙間で、製品上
どうしても発生してしまいます。
もう一方の面は、立てたのが土の上なので
扱えない隙間にならないように、
同じ樹脂製のパネルを取り寄せ
隙間を塞ぎました。
その材料の端材を使って、
各々の隙間に横棒を入れていきました。
そう、猫の侵入防止です。
隙間の高さは、猫の頭ならゆっくり入る
位のもので、一度出入りしたらすぐ覚えるでしょう。
余りの材料を使って、うまい具合に出来ました。
以前からあった、組み直したパーゴラに
あらためてツル系の木を絡めていらっしゃいました。
なかなか良い趣です。
好きな木を、まるで生け花のように
緻密な計算で植えて育てていた庭も、
やはり自然の中・・
鳥の落し物から育ったり
種子が飛んで来たり・・
一度整理して
新たなお庭造りが始まりました。
ちなみに、フェンス下の猫防止は
抜群の効果だと思いますが、
表はフリーなオープン外構です(笑)。
福田 聡
2012-01-18 (11 years ago)
『オーニング』というのは、
上枠側を軸にして、下がスライドして
開く窓の事です。
アメリカでは、シングルハングと組み合わせて
腰高にセットする使い方などが見られますが、
日本では、その開閉のしやすさから
キッチンのカウンター越しの窓などに
使われているケースが多いようです。
開閉の仕組みはケースメントと同じで、
回転させるレバーハンドルである程度まで引き込み、
最後は写真のレバーを下にやって障子を呼び込み、
鍵の代わりにもなるわけです。
そのレバーがブラブラ遊ぶようになりました。
レバーはこの状態で止まらないと、
障子を上手く滑り込ませる事が出来ません。
それが止まらなくなってしまったのです。
原因はこれ。
この写真は、上の部品が収まっていた所に
緊急代用でゴムチューブを入れたところですが、
実際には破損した部品がここにあるわけです。
レバーを上げた時に、樹脂製の部品の微妙な
柔軟性で、金属のレバーの一部が
引っ掛かるようになっています。
取り急ぎ、有り合わせの材料で緊急処理したわけですが、
これがなかなか理屈に叶っていて、
私的には「もうこれでいいんじゃ・・」と
思ってしまう位の出来でした。
なかなか完全に寸法が合う棒状の樹脂はありません。
ゴムの棒なら少し大きめでもフィットすると
思いますが、経年で擦れて削られ、
止まらなくなる可能性が高いです。
そこに来て、この柔軟性溢れるゴムチューブ。
レバーが止まる位の、ほど良い強さと
削れない程度のしなやかさ・・。
抜群です。
ゴムチューブに惚れました。
でも・・
やっぱり取り替えるべく、
部品納品待ちです。
福田 聡
2012-01-17 (11 years ago)
昨日の解体作業完了後、
2日目の今日は下地造りです。
元々貼ってあったテラコッタと
新たに貼るタイルとの高さを揃えるため、
下地に合板を貼ります。
何か、大きな物を外で作っています。
リビングやダイニングからの目線を切る分だけ
高さを高くした、仕切り用の壁でした。
「狭く区切られたキッチンのスペースを
広くしたい・・」
そんな希望が多い中で、こちらの奥様は
『見られてしまうしんどさ』を
何年も経験してこられ、そこを改善するのが
今回のリフォームの大きな目的でもあります。
仕切りの壁には、材料の厚みを利用して
ちょっとした物入れも予定しています。
元からあった「ワインラック」は、
ダイニングから一番取りやすいところに移動です。
割りと高目の立ち上がりです。
仕上げはどうなるでしょう。
現在のところ、単純にキャビネットを
組み替えていっているだけですが、
どういうわけか、輸入のキャビネットは
組み替えてもキチンと絵になります。
家具的な色合いが強いからでしょう。
テクスチャーの大切さを
思い知らされます。
福田 聡