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福田聡の輸入住宅修繕日記::ちょとだけ詳しく・・

ちょとだけ詳しく・・

先日、とある遠方の建築業者さんから
マーヴィンサッシの修繕の事で相談がありました。

頻繁に紹介している『ケースメント(横滑り出し窓)』の
腐食の修繕についての事ですが、もう少し詳しく
写真で紹介したいと思います。


DSCN9417.JPG

DSCN9419.JPG

DSCN9423.JPG

この窓がこうなってしまう原因は、いくつかあると思っています。

まず外からの叩きつける雨の影響。
毛細管現象で木の部分まで到達した雨水が乾ききれずに
腐食を引き起こすという原因。

もうひとつは『結露』。
冬場に室内で発生した結露が、金物の上に溜まり
そして染み込み、乾ききれずに長い時間をかけて
腐食していくもの。

写真のケースは、どうやらその結露の方が原因として
強いようです。



DSCN9424.JPG

腐食した箇所を取り除くために、まず内側のシールを切ります。


DSCN9426.JPG

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DSCN9435.JPG

DSCN9436.JPG

交換する箇所を考慮しながら、カットし、削りながら
腐食部位を取り除いていきます。

完全に腐食してしまっていれば取れやすいのですが、
中途半端に木が生きていたら、反って取り辛く手が
掛かります。



DSCN9438.JPG

取り除きの仕上げは、『ホゾ』の部分。
縦横の枠を組んでいるホゾを残して、取り替えの材料をまた
組みなおせるように慎重に切り落としていきます。


DSCN9447.JPG

たて枠に及んでいる腐食部分は、途中でカットして繋ぎます。


DSCN9449.JPG

DSCN9450.JPG

繋ぎ合せる部分も、やはりホゾを切って組みます。


DSCN9451.JPG

これで、修繕前の“取り除き”が完了しました。



DSCN9425.JPG

あらかじめ用意しておいた取替え用の材料です。
腐食に強い材料を加工しています。


DSCN9453.JPG

DSCN9456.JPG

ホゾに合わせて現地で削り合わせて
先に縦枠から取り付けます。


DSCN9460.JPG

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DSCN9461.JPG

DSCN9462.JPG

やはり現地で削り合わせて取り付けです。


DSCN9472.JPG

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最終的な取り付けの前に、コーキングを噛ましておきます。



サッシ自体の交換も可能ですが
『修繕』が出来れば
『維持』に対しても少し安心出来るのでは
ないでしょうか。


福田 聡


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