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福田聡の輸入住宅修繕日記::デザインかメンテナンス性か・・

デザインかメンテナンス性か・・

時々選択を迫られるテーマです。



CIMG0026.JPG

うちの自慢の『ハッスルタワー(商品名)』を使って、
北側の外壁に着いた「青ゴケ」を洗いました。



CIMG0028.JPG

新築後3年程のこの建物・・。

妻壁がパラペットの状態で屋根より上がるデザイン。
軒が被るデザインに比べると、より「洋」の
要素が強い、伝統的な美しいデザインです。


美しいデザインの反面、
軒が無い分外壁が雨で濡れやすく、
濡れた外壁は、特に北側に近くなるにつれて
水気が乾きにくく、青ゴケが生え易くなります。

陽が当たる南側は、案外そうでもありません。

陽が当たりにくい側だけ・・。




CIMG0029.JPG

足場に上って、近くで見たパラペットの笠木。

この笠木の被りの「チリ」が大き過ぎると
確かにデザインが壊れて行くのですが、
この笠木の「垂れ」の部分は、
少し外壁に近過ぎです。

洗う前の青ゴケの生え具合を見ても、
最も雨水が流れる勾配の低い箇所から
下に向かって青ゴケが広がっており、
その関係性がよく分かります。




CIMG0027.JPG

一つの試みです。



CIMG0032.JPG

笠木の下に、外壁から少しでも雨垂れを離すための
「水切り」を装着してみました。


目立つ物にしたくないので、ほんの何センチかの
離れの違いです。

考え方は、少しでも濡れる頻度を低くする、
つまり、乾く時間を多くするという事。

青ゴケが水気の多い箇所に生えるものなら、
少しでも水気を排除するための物です。




CIMG0033.JPG

遠目では殆ど分かりません。

一応、目立たなくて青ゴケが一番多い
北西の角だけ装着してみました。


どの程度効果が出るのか、これから観察です。




輸入住宅を考える時、
デザイン性と機能性のギャップに悩む事が
よくあります。



こちらのお客様に

「福田さんならどちらを選ぶ」

と尋ねられました。



「デザインです」 ・・ 即答です。



もちろん「メンテナンス性です」という答えを
否むものでは全くありませんが、
家を建てる段階で「綺麗な家が欲しい」という
思いがあって、メンテナンス性との秤にかける
事があれば、私は「見て楽しむ」時間の方を
選ぶからです。

輸入住宅の営業をやっていた時に、いつもお客様に
語っていました。

「美しい家を建てましょう」

その思いは、やはり今でも変わりません。




あとのメンテナンスは
Dメンテにお任せ下さい(笑)。



福田 聡
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