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福田聡の輸入住宅修繕日記::FRP防水

FRP防水

日本人は『バルコニー』が好きです。

元々日本の住文化に、“バルコニー”なる物は存在していなかった
のですが、狭い敷地に2階建てで建てる住宅が一般的になっていく
中で、“バルコニー”は憧れのスペースになっていきました。

『バルコニー』・・特に「そこでお茶でも」なんて思い描いて、
ちょっと広めに作ったバルコニーほど、実際には使われていない
傾向にあります。

そして、躯体の一部として作った、この「ちょっと広めのバルコニー」
が、後々雨漏れ等の原因になるケースもあるのです。


全体.JPG
昔は、「シート防水」という方法が一般的だった、バルコニーの
防水方法も、ちょっと前から『FRP防水』が主流になりました。

『FRP』とは、単純に言うとボートや浴槽などに使われる
素材で、防水性、耐久性に非常に優れています。

食いつき不良.JPG
食いつき不良2.JPG
「FRP」自体の防水性が変わらぬ状態でも、時にわずかな
隙間が出来、そこから微量ずつの雨水が建物に浸入して来る
事があります。
特に、樹脂製サッシやアルミ製サッシに巻き込んでいる箇所
は要注意で、経年で接着がはがれていく事はままあるのです。

作業中.JPG
コーキング.JPG
この状態には、隙間にプライマー(定着剤)を塗り、コーキング
を塗りこんで行く方法がベストであり、この方法しか無いでしょう。

注)コーキングも経年劣化を起こしますので、定期的なメンテが必要です。


今回FRPの補修を施したお宅は、「ここから水が浸入している
であろう」箇所の直下の天井に、シミが出来た事から発覚しました。

大原則として・・
・部屋の上にバルコニーを作らない。(作るなら跳ね出し型で)
・2階の床高とバルコニーの床高には、可能な限り段差をつける。
・FRPの巻き込み部の防水を確実に。


新築の際には、これらの事に注意したいものです。


福田 聡
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