木製サッシの腐食部修繕

Dメンテで施す仕事の中でも、
木製サッシの修繕、特に腐食部分を切り外して
加工して作った新しい材料と交換するという作業は、
他にやっている所も無く、多数のご注文を受け賜っていました。

しかし、職人さんが身体を壊したある時期から
仕事を請ける事が出来なくなり、
障子(窓本体)ごとの交換で対処する日々が続いて
今現在に至っております。

いえ・・おりました。


この度、この作業を自分でやる事で
また修繕を受け賜っていく事としました。



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きっかけはこの窓。

ある工務店さん経由で依頼が来たこの窓は、
カナダ製の木製アルミクラッドサッシ。

米国の取引先に調べて貰った結果、取引先の会社で
このメーカーのサッシを入手する事は不可能という事。

障子の『交換』では道が閉ざされ、
以前から職人さんがやっていた『修繕』をする事にしました。


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職人さんは現地で作業をしていましたが
私にはそんな離れ業は出来ず、
外した箇所を簡易的にベニヤ板で塞ぎ、持ち帰って
修繕作業を行います。


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腐食の状態は、下側の框の3分の2が完全に腐っており、
3分の1は表層1㎝程が腐っていました。

幸い、縦の框は変色こそあれ腐ってはおらず、
出来るだけ剛性を保ちたいので残します。



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替わりの材料を作ります。

今回は、以前からよく交換作業をしていた『MARVIN社』の
框と比べて形状が数段複雑で、
慎重な採寸と加工作業が必要でした。


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算段通り、上手に納まりました。


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固定の仕方は、
「組む」強さを基本に、見えない箇所への細ビス留め、
接着剤、そして表面の1ヶ所だけ針釘を使用しています。

出来るだけ合うように調色して着色。



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仕上げは、腐食の原因の、
表面ガラスと押縁との取り合い部のコーキング。

押縁が経年劣化で防水機能を果たさなくなっているのは、
マーヴィン社のサッシと同じです。


全工程、丸々一日掛かりました。

今後の目標は、1日で2台の修繕。

決して不可能ではないと感じています。


問題は、ほかの仕事との兼ね合いでその作業日程が
適時組めるかどうか・・。


これまでやろうかどうか迷っていた
葛藤の大きな理由のひとつ。


何とかやって行こうと考えております。



Dメンテ
福田 聡
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